●イブニングセミナー(事例研究):12/2(土)16:30~18:30(Zoom)

講師:平島 奈津子(国際医療福祉大学三田病院)・中野 真也(国際医療福祉大学)

コーディネーター:村山 志保(国際医療福祉大学大学院)

 

※事例研究A・事例研究Bともに、同時間帯に開催します。

※参加は事前申込制で、各定員30名です。

 

参加者には、参加費(3,000円)のお支払いと、大会事務局より送付する「誓約書」の提出をもって、事例研究への参加に関するご案内をお送りします。

 

【事例研究A】

演題:最愛の祖母の死(複雑性悲嘆)を契機に治療的進展が認められた解離性同一症の1症例

事例提供者:川上 正憲(淑徳大学総合福祉学部教育福祉学科)

キーワード:解離性同一症,もの想い,抑うつポジション

講師:平島 奈津子(国際医療福祉大学三田病院)

 

【事例研究B】

演題:「きちんとさせたい」と悩む親への支援―ある特別支援教室の現状から―

事例提供者:田路 良光(東京都町田市立南成瀬小学校特別支援教室 特別支援教育コーディネーター)

キーワード:愛着形成,適切な関わり,両親への働きかけ

講師:中野 真也(国際医療福祉大学)

 

 

【講師の自己紹介】

事例研究A:平島 奈津子(ひらしま なつこ)

精神科医になって40年近く経ちました。その間、大学病院や精神科病院などに常勤医として勤務しながら、非常勤医として企業にも勤務してきました。一般外来診療に加えて、精神分析的精神療法を実施し、スーパーヴィジョンも行っています。年代的には青年期から上の年代の患者さんを診ています。疾病では、うつ病や不安症の患者さんが比較的多いかもしれません。主な資格は医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、公認心理師です。日本サイコオンコロジー学会登録認定精神腫瘍医でもあります。

 

事例研究B:中野 真也(なかの しんや)

臨床心理士・公認心理師として主に医療・教育分野で活動し、現在は大学教員として公認心理師養成に携わっています。専門は家族療法・家族支援であり、研修講師として心理職を中心に、精神科医、看護師、ソーシャルワーカーの指導・スーパーヴィジョンをしてきました。家族療法的な視点で、家族を含めた関係者や組織などをシステムとして捉え、支援者・治療者の立場や役割を踏まえ、事例にどう対応しやすくなるかを検討できればと考えています。そのため、1対1の洞察を促す対応の事例は適していませんが、職種やアプローチは問わず、家族や関係者の関係を含めて検討する事例を募集しています。