●理事長セミナー:12/2(土)13:00~14:30(Zoom)

MCRTの先にある課題―支援者の支援と学会の役割

 

司会:影山 隆之(日本精神衛生学会理事長)

話題提供者:影山 隆之(日本精神衛生学会理事長)、後藤 成人(大分県立看護科学大学)、

      瀬戸屋 希(聖路加国際大学大学院)

指定討論者:小泉 典章(長野大学)

 

本学会では災害等の際のメンタルヘルス支援者を後方から支援するMental Health Crisis Response Team (MCRT)を組織してきたが、時代の変化や登録メンバーの変化によりここ数年は活動を休止している。同様の課題が本学会以外でも検討され、備えられるようになってきたのも時代の変化の一つである。そこで、災害メンタルヘルスや「支援者の支援」について様々な立場から情報共有を図り、これらの課題に対する学会の役割について議論したい。


●委員会セミナー:12/2(土)14:40~15:30(Zoom)

こころの不調を抱える親と子どもの成長

座長:加藤 純(ルーテル学院大学)

演者:上野 里絵(東都大学ヒューマンケア学部看護学科)、北野 陽子(ぷるすあるは代表)

 

こころの不調を抱える親や子どもに関わる専門家は、自身が行っている支援について、不確かであったり、どのような支援を行うべきかと悩んだりしている。フィンランドの児童精神科医であるソランタウス氏は、自身が執筆した親や子どもに向けて書かれた絵本が、大人や専門家をサポートするためのものでもあると述べている。

本講演では、精神障がいや、さまざまな事情の中で頑張っている子どもたちを、絵本などを通して応援しているNPO法人ぷるすあるは代表の北野陽子氏と、ソランタウス氏の絵本を翻訳した上野里絵氏が登壇する。それぞれの絵本にこめられた想いなどを参加者と共有しながら、親や子どもに心を向け、感じたり・考えたりしていくような講演としていきたい。