●シンポジウム①:12/2(土)13:00~14:30(Zoom)

子どもと家族の安全・安心と成⾧

座長:中野 真也(国際医療福祉大学 赤坂心理・医療福祉マネジメント学部心理学科)

シンポジスト:三木 馨(西日本こども研修センターあかし)

       三浦 雅子(かながわ移行期医療支援センター・北里大学大学院医療系研究科)

       児玉 久仁子(家族看護実践センター/福島県立医科大学医学研究科博士課程)

 

子どもは、家族・家庭の安全・安心の中で成長・発達していくことが望まれる。しかしながら、現実的にはさまざまな課題があり、支援者らはその困難さへ向き合い、関連職種と連携しながら対応していくことが求められている。本シンポジウムは、三木氏から「児童虐待の現状と対応の取組」、三浦氏から「小児発症難病患者とその家族の移行期支援」、児玉氏から「コロナ禍での家族危機と支援」について話題提供を行う。それぞれの立場・現場における臨床実践とその課題を提示し、安心・安全のための子どもと家族およびその成長のための支援について議論する。


●シンポジウム②:12/3(日)10:50~12:20(Zoom)

人生の最終段階をいかに生き、いかに死ぬか

座長:平島 奈津子(国際医療福祉大学三田病院精神科)

   元永 拓郎(帝京大学心理学科)

シンポジスト:宮本 典子(マエケンカウンセリングセンター)

       吉野 淳一(日本医療大学保健医療学部)

       近藤 和子(マザーリング & ライフマネージメント研究所)

 

いまや日本は超高齢社会となり、長期間の「人生の最終段階」を送る人たちも少なくない。本シンポジウムでは「人生の最終段階をいかに生き、いかに死ぬか」をテーマに掲げ、3名のシンポジストを迎えて、認知症の本人とその家族や自死遺族の支援現場の声を聴き、尊厳死を支えるリビングウィル啓発活動の現状に耳を傾けることを通して、誰もが迎える「人生の最終段階」について共に考え、意見を交わしあえる時間となることを目指したい。


●シンポジウム③:12/3(日)14:30~16:00(Zoom)

今、支援者のメンタルヘルスを守るためにできること

座長:三木 明子(関西医科大学看護学部・看護学研究科)

   安保 寛明(山形県立保健医療大学)

シンポジスト:中嶋 義文(三井記念病院精神科)

       蜂須賀 智子(地方独立行政法人 東金・九十九里地域医療センター 東千葉メディカルセンター)

       三木 明子(関西医科大学看護学部・看護学研究科)

コーディネーター:岡田 佳詠(国際医療福祉大学成田看護学部)

 

COVID-19パンデミックにより、世界中の医療従事者が感染リスクに晒されただけでなく、暴力、スティグマ、心理的苦悩にも直面し、医療従事者自身が死亡するケースが生じた。このような過酷なストレスの高い業務に身を置きながらも、医療従事者は忍耐強く、心身に不調のある人々の支援に取り組んできた。しかし、今、このような支援者が業務に疲れ、意欲を失い、メンタルヘルスに支障をきたし退職に追い込まれるケースがクローズアップされ、その対策が求められている。本シンポジウムでは支援者として医療従事者に焦点をあて、今、支援者のメンタルヘルスを守るために何ができるのかを議論したい。